闇バイト強盗は関西にも…。「狙うのは詐欺師」と伝える
首都圏を中心に続いている闇バイト強盗は関西にもやってきているようです。捕まった実行犯が供述している記事がありましたので、こちらの内容をお伝えしていきます。
■事件の内容
会社社長が住む大阪市のマンション共用部に侵入したとして匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)の指示役とみられる男らが逮捕された事件で、闇バイトで集められた実行役が「狙うのは詐欺師だと聞いた」と供述していることが6日、捜査関係者への取材で分かった。
大阪府警は指示役は実行役の罪悪感を軽くするため噓の情報を伝えていたとみている。スマートフォンからは複数人の身分証の画像が見つかり、府警は闇バイトの応募者とみて実態解明を進める。
捜査関係者によると、交流サイト(SNS)を通じて闇バイトに応募。「個人情報を渡しているので、家族への報復を恐れて犯行するしかなかった」などと供述している。犯行に当たっては「相手は詐欺師」などと伝えられていたという。失敗すると報酬は支払われず、別の仕事を回されたり、罰金を払うよう要求されたりした、とも話している。
被告Aはリクルーター役にSNSのX(旧ツイッター)で闇バイトの募集を行わせていた。やりとりには秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」を使用していた。府警が被告Aのスマートフォンを解析したところ、闇バイト応募者とみられる男性6人分の免許証やパスポート、保険証などの画像が見つかった。6人は山形、千葉、東京、大阪、神戸、福岡に住む20~30代の男性で、府警は全員の無事を確認し、情報収集を進めている。
被告Bは暗号資産(仮想通貨)の取引や仲介を手がける会社の役員で、被告Aとは十年来の付き合いがあった。マンション侵入事件のあった今年4月以前にも、被告Cに大阪市内のホテル喫茶店で現金取引があるとして、会社社長の服装の特徴を伝え「現金をひったくれ」と指示していたという。
会社社長宅には侵入事件が起きた数日前の留守中に2人組の男が侵入。現金など1400万円相当が盗まれており、府警は被告らの関与について調べている。首都圏をはじめ、全国で相次ぐ強盗事件では、一戸建て住宅だけでなくマンションも標的になっている。
大阪府警が摘発した今回の事件では、オートロックがないマンション一室の玄関扉が、バールでこじ開けられそうになっていた。
哀れな闇バイト使い捨て…「狙うのは詐欺師」指示役は罪悪感減らす嘘 失敗なら罰金も
2024/12/7 07:00(産経新聞)
一度加担したら精神的に追い詰められ、やめにくい
実行犯は「個人情報を渡しているので、家族への報復を恐れて犯行するしかなかった」とかなり精神的に追い詰められます。ターゲットに対して、「相手は詐欺師」などと伝えられます。悪人懲罰なら…と誤った正義感と軽減させた罪悪感で実行犯にしたてていきます。失敗すると報酬は支払われず、別の仕事を回されたり、罰金を払うよう要求されて、加担すると抜け出せず、どんどん条件も悪化していきます。
実行犯に「本当の悪人」は少ないのかもしれません。とはいえ泥棒を実行するとその人は「悪人」となりますから、対処方法は考えておくべきです。大切な考え方は2つあります。
- ①下見役に「この建物は成功しない」と思わせる
- ②「使い捨て」の実行犯から守る
①下見役に「この建物は成功しない」と思わせる
下見役に「この建物は無理だ」と思わせることが一番大切であるとセキュリティハウスは考えます。なぜなら、無理だと思わせることができれば、その建物には泥棒が入らないからです。強盗に限らず人間は「無理」だと思うことは実行しません。
そのためには泥棒に「無理」だと思わせる、「狙わせない防犯」を実践することが大切です。それがセキュリティハウスの防犯のコンセプトです。
【セキュリティハウスの防犯コンセプトは「セキュリティハウスについて」でご確認いただけます】
②「使い捨て」の実行犯から守る
指示役からみれば、実行犯は誰でも良いので「使い捨て」になります。そうなると「とりあえず行ってこい」という感覚に近いかもしれません。このような「とりあえず行ってこい」という指示を受けた実行犯からどのようにして守るのか?ということが大切です。そんな時は動画の様な機器が有効です。
白い霧で泥棒の視界を奪います。人畜無害でOA機器などにも影響はありません。このような機器を用いて守って頂きたいです。貴重品やヒトを守るシステムも参考例として下記にリンクページがありますので御確認ください。お問合せもお待ちしております。